9月の気温

9月の奄美大島はまだまだ台風シーズン。

季節の変わり目ということもあり、梅雨時期の次に降水量が多いのがこの月です。

日照時間は7月と8月に次いで長く、台風の日以外では真夏日のような快晴も多いです。

海水浴やダイビングにはまだまだ最適時期。

水温は3か月前の気温と同じくらいなので、9月の水温は6月の気温と同程度ということになります。

6月の平均気温は26℃。

9月の平均気温とだいたい同じくらいなので、海に入ってもあまり冷たいと感じず、ちょうどいい水温で楽しめます。

 

服装

半袖で十分過ごせる気候です。

日差しが強いので、帽子や日傘、海ではラッシュガードを着用するなど日焼け対策を万全にしてください。

足元はビーチサンダルで十分ですが、ハブが活動的になる時期なので、茂みに近付くときはスニーカーなど足を覆う靴のほうがおすすめです。

また日中は暑いですが雨の日や朝晩は冷えるので、パーカーなど上着を1枚持っていると重宝します。

 

イベント・行事

奄美大島では、9月にも夏祭りが開催されます。

地元ならではの催し物も見どころ!

日程が合えばぜひ行ってみてくださいね。

 

三太郎まつり(住用)

開催場所:内海公園自由広場

↑サン奄美(住用村地域特産物販売所)の横の広場です

プログラム例:

奄美大島では伝統的にどの集落でも盛んに行われる相撲大会に始まり、青年団主催の綱引き大会、様々な出演者による芸能ステージが続きます。

雰囲気が温かく、まるでずっとそこに住んでいる地元の人のように盛り上がりの中に入れるステージばかりです。

続いて、奄美大島版の盆踊り、三味線と太鼓に合わせてみんなで輪になって唄い踊る八月踊り。

おじい、おばあもどんどん参加してシャキシャキ踊ります。

観光客の方も、輪に入って見よう見まねで踊れますよ!

最初はためらいますが、やってみるとけっこう楽しいのでぜひ入ってみてください。

そしてフィナーレの花火は見ものです!

内海の中心から1500発の花火が打ち上がります。

内海といえど湖のような場所から打ち上げるので、花火が近い!!

かなりの大迫力で楽しめます。

 

アラセツ・シバサシ

9月は旧暦の8月にあたるため、様々な伝統的なお祭りが開催されます。

アラセツもその1つ。

毎年、旧暦8月最初の丙の日に、この日をもって節を新たにするという意味を込めて、新米で作ったミキと赤飯を供えて先祖や神々に感謝し豊年を祝います。

豊年を祝うとともに来年の予祝を祈願するために、海の彼方の「ネリヤカナヤ」から神々や魂を招き寄せます。

龍郷町秋名に伝わる「秋名のアラセツ行事」の「平瀬マンカイ」では、その神事を見ることができます。

奄美大島全域で祝う日なので、特定の場所で何かをするということはないのですが、この行事で特に有名な地域が下記の2か所です。

 

龍郷町の秋名集落

秋名集落では、「秋名アラセツ行事(ショチョガマ・平瀬マンカイ)」(国指定)が行われます。

奄美大島の伝統を知ることができる行事です。

 

笠利町の各集落

アラセツ前後からシバサシの日まで断続的に八月踊りが行われます。

シバサシとは、アラセツの日から数えて7日後の壬の日のこと。

シバサシは家々の軒先にススキを突き刺して家から悪霊を追い払う行事です。

 

奄美大島には日本とも沖縄とも違う文化がたくさん残っていますが、そんな行事ごとが特に多いのは8月~9月のこの期間です。

海も島料理も楽しんだら、ぜひこれらの行事にも触れて帰ってくださいね。