サンガツサンチ/ハマオレ/海開きで海遊びする子どもたち

奄美大島で海開きがある旧暦3月3日には、毎年「浜下れ(ハマオレ)」や「サンガツサンチ」と呼ばれる伝統行事が行われます。

浜下れとは、初節句を迎える赤ちゃん(本当は女児だそうですが、最近は男の子も!)が足を海に浸して健康を祈願する神事です。

人が多い会場ではとても賑やかな行事で、人の笑顔にあふれて楽しいイベントです。

 

海開きの日にちょうど観光で訪れているなら本当にラッキー!

ぜひ一緒に海開きをお祝いしてください!

「浜下れ(ハマオレ)」「サンガツサンチ」とは?

浜下れ/サンガツサンチ/海開きの日の様子

初節句を迎える赤ちゃんの足を海に浸して健康を祈願する伝統行事です。

神事なので、集落の神主さんも出席されます。

また、海での安全祈願の意味もあるので、大きな会場には警察の方や観光協会のお偉いさんなども出席します。

全国紙の記者の方々が取材に来ていたりと、奄美ではちょっとしたビッグイベントです。

そして地元の人々にとっては、ぐずついた天気が多い冬が明けて、今から奄美にいい季節がやってくる嬉しいイベントでもあります!

子どもは今年初めての海遊びに大はしゃぎ、大人も海に足をつけて、会場には笑顔がたくさんあふれます。

 

浜下れ(ハマオレ)が行われる時間

ハマオレ/サンガツサンチ/海開きのスケジュール

旧暦3月3日、海開きの日の午前中に行われます。

会場によって正確な時間は異なりますが、だいたい9時や10時から行われることが多いです。

12時過ぎには解散になるんですが、というのも、家族で海の近くでお弁当を食べるのも浜下れの行事内容の1つなんです。

帰り際、海辺でお弁当を開く家族をたくさん見かけると思いますよ。

 

浜下れ(ハマオレ)の主な会場

浜下れ自体は奄美大島の沿岸集落各地で行われていますが、小さな集落だと「あんたどこの人ね?」と注目されてしまうなど、あまり居心地よく過ごせないかもしれません。

観光客も気軽に楽しめる大きな会場は2つあります。

 

大浜海浜公園

海開き(サンガツサンチ/はまおれ)が行われる大浜海浜公園

名瀬から近いので多くの人が集まる会場です。

こちらでは初節句を迎えたお子さんの足型を取ってもらえるそうです。

親御さんにとっては、成長していく子どもの記録になって嬉しいですね~!

 

ばしゃ山

海開き(サンガツサンチ/はまおれ)が行われるばしゃ山

今回わたしが行ったのはこちら。

この会場では、ばしゃ山村リゾートがバナナボートやSUPボードを浜下れの日だけ無料で使わせてくれるんです。

地元の小中学生・高校生、大人もはしゃいで順番を待っていました。

海開き(サンガツサンチ/はまおれ)で海遊びする子どもたち

どちらの会場も活気があっておすすめです!

天気のいい日は暑いので、帽子など日焼け対策をお忘れなく。

海開き(サンガツサンチ/はまおれ)に来るたくさんの人