寒かった冬もそろそろ終わり、新緑が芽吹く奄美大島の3月。
本州ではまだまだ寒い日もありますが、奄美大島では早くも半袖にビーチサンダルという夏スタイルのシマッチュ(島人)も見かけるようになります。
気温やどんな服装を用意すればいいか、海に入れるか、3月ならではの観光スポットやアクティビティなどをご紹介します!
奄美大島の3月の気温や気候
3月になると、奄美大島の気候は春。
日によっては20℃を超える日もあり、晴れたら半袖でも暑いほどの体感温度になる日も珍しくありません。
ちなみに2021年の3月は、28℃の最高気温を観測した日も。
連日最高気温が21℃以上あり、日中は日焼けが気になるほどの暑さと日差しでした!
最低気温は日によって9℃~21℃と幅がありますが、ほとんどの日で15℃以上と暖かい気温です。
ご参考に、こちらのリンクから2021年3月の奄美大島の実際の気温一覧を確認できます。
ちなみに、気温が暖かくなってくると、ハブが活発になります!
ハブは猛毒を持つヘビで、茂みに潜んで人の熱に反応して襲ってきます。
茂みにはなるべく近づかないようにしてくださいね!
奄美大島の3月に適した服装は?
基本の服装は長袖Tシャツに、脱ぎ着しやすい薄手のパーカーやトレーナーなどの上着があるとおすすめです。
また、半袖のTシャツが1、2枚あると、暑い日に重宝しますよ。
ちなみにアクティビティで山や畑、海辺の茂みに近づく機会があるなら、ビーチサンダルはNG!
裸足の部分が多いので、ハブが出ると防御できなくなってしまいます。
スニーカーを履いて長ズボンでもハブには敵いませんが、ビーサンに半ズボンよりは万が一の時の被害を少なくできるはず…と、地元の方に言われたことがあります。
奄美大島の天気は変わりやすいので、急な雨でも困らないよう、折り畳み傘を忘れずに!
3月の奄美大島での海遊びは晴れの日を狙って!
3月の奄美大島ではいよいよ、海に入っても寒くない時期に突入します!
ウェットスーツ着用時はもちろん、太陽が出て水温が高い日はTシャツや水着でも海を楽しめますよ。
全国的な海開きの前に海に入れるのは南国の島のいいところですね。
ちなみに、奄美大島の海開きは毎年旧暦の3月3日、2022年は4月3日にあたります。
ツアーに申し込まずに海を楽しむなら注意してほしいのですが、ビーチによっては波の引き(離岸流)が強く、過去には沖まで流されてしまう事故もありました。
奄美大島にはビーチが至る所にありますが、知名度の低いビーチは安全かどうか地元の人に聞いてみないとわからないため、ガイドブックに載っている有名ビーチがおすすめ。
ぜひ安全に楽しんでくださいね。
奄美大島の3月ならではのおすすめ観光
3月は奄美大島の冬の自然もまだ楽しめつつ、南の島らしい心地よい気候を満喫できる時期。
この時期だからこそぜひ楽しんでほしい、おすすめの観光スポットやアクティビティをご紹介します!
ホエールウォッチング
この時期だからこそ楽しめるアクティビティといえばホエールウォッチング!
1月~3月の間だけ、北方の海から暖かい奄美大島の海へ移動してくるクジラたち。
大きなザトウクジラが優雅にジャンプをしたり、しっぽを水面に打ち付けて遊んでいる姿を見つけた時は感動です!
ホエールウォッチングのツアーを催行している会社は複数ありますが、おすすめのショップは「ネイティブシー奄美」さん。
出航前に当日の航路やクジラの生態、行動についてスタッフの方から詳しくレクチャーを受けることができます。
クジラのことを知ってからいざホエールウォッチングに出航すると、出会えた時の感動もひとしおです!
ネット予約は「asoview!」からがおすすめ。
手数料無料で予約可能なだけでなく、キャンペーンがあれば割引クーポンを利用してお得に参加できることもあるので、一度見てみてください!
下記のバナーからでも予約できますよ。
マングローブカヌー
マングローブカヌーツアーは1年中おすすめのアクティビティです!
先日島の方と話していたのですが、マングローブカヌーは3月~5月が一番いい時期かもしれません。
夏にカヌーを漕ぐと体を動かすので暑すぎるし、じりじりと照る太陽の日焼けも気になります。
雨が降っても楽しめませんし、暖かくなってくるこの時期がちょうどいい時期です。
マングローブのトンネルや、プカプカと水面に浮かんでお昼寝もできそうな心地よさ、ぜひ体験してください!
マングローブカヌーツアーは催行している会社が複数あるのですが、ゆったり散策できておすすめなのがマングローブ茶屋さんのカヌーツアーです。
他の会社のツアーより安く参加できますし、カヌーにプカプカ揺られて自分たちのペースでのんびりできるのもおすすめのポイント。
カヌーツアーで他の観光客と一緒になってしまうと、カヌー初心者同士ですから、船体がぶつかり合ってしまって、ものすごく気を配りながら漕ぐことになってしまうんですよね…。
その点マングローブ茶屋さんのツアーなら、決められたツアー時間を待つことなく、予約時間に行ったら好きなタイミングでカヌーで出発することができるのでゆったり散策できるんです。
こちらも予約は「asoview!」からがおすすめです。
下のバナーからも飛べますよ。
シュノーケル・ダイビング
奄美大島の魅力はやはり海!
シュノーケルのゴーグルとTシャツがあれば、それだけで1日楽しめちゃいますよ。
おすすめは土盛(ともり)海岸や崎原(さきばる)海岸。
あやまる岬の下の海もウミガメと出会える可能性が高くてイチオシです!
工場見学
雨の日は、工場見学がおすすめ!
黒糖焼酎や黒糖の製造工程を見学してみると、飲んだり食べたりした時の感動もぐんと大きくなりますよ。
黒糖焼酎工場
黒糖焼酎は奄美群島でだけ製造が許可されたお酒です。
先日有名な「れんと」を製造している奄美大島開運酒造さんに工場見学に行ってきました!
工場見学で案内してくれるのは工場で働くスタッフの方。
見学の途中、なぜこの銘柄はこんな味わいなのか、あの銘柄の琥珀色はこの工程で生まれるんです、などとても丁寧にわかりやすく説明してくれました!
案内してくれるスタッフの方が、自分たちの黒糖焼酎が大好きだからこそ、こんなに案内してくれることが伝わってくるんだろうなと思わせる、素敵な酒造さんでした。
そして見学の最後には、嬉しい試飲付き!
全部の銘柄を、満足のいくまで試飲させてくれました。
奄美大島開運酒造さんは観光客もよく訪れる大きな酒造さんですが、小さな酒造さんでも予約すれば無料で見学させていただけます。
こちらで工場見学をさせてもらえる酒造さんを紹介していますので、チェックしてみてくださいね。
黒糖工場
1月~3月はサトウキビの収穫時期です。
サトウキビ畑では、収穫に動く農家の方々や、畑の端に積まれたサトウキビの束を見ることができます。
奄美大島には黒糖の製造工程を見学できる製糖工場が複数あります。
出来立ての黒糖を試食させてもらえる工場もあるので、電話で事前に確認してから訪れてみてくださいね!
水間黒糖工場が有名ですが、奄美大島開運酒造など黒糖焼酎の会社でも黒糖の製糖過程を見学できます。
海を眺めてのんびり
奄美大島での過ごし方はバリエーション豊か。
アクティビティで楽しんでもよし、集落に馴染んで島の暮らしを体験してもよし。
その中で一番のおすすめが、海辺でのんびりと過ごすことです。
気になっていたけど忙しくて読めていなかった本を読んだり。
ビーチがきれいに見渡せる場所で、商店で買ったビールを飲んだり。
波の音に任せて、ビーチでリラックスしてお昼寝してみたり。
海の向こうに沈む夕日にじんわりと物思いにふけってみたり。
そんな、「海のある日常」を楽しんでみてください。
そこには、あなただけが知っている奄美の魅力があるはず。
何かしてもいい、何もしなくてもいい。
そんな時間を楽しんでくださいね。