奄美大島に美しい海を見に来た!
でも空港に降り立ったら雨で、海の青もかすんでいる。。。
実はこれ、あるあるなんです。
奄美大島は日照時間が日本一短いそうで、雨がよーく降ります。
でも大丈夫!雨でも楽しめる場所は案外たくさんあるんです。
雨の日のおすすめの過ごし方と観光コースをご紹介します!
空港近く
田中一村記念美術館
絵が好きなら絶対に訪れる価値のある美術館です。
魅力は2つ。
高床式に作られた建物自体と、奄美大島の自然をあたたかい感性で描いた作品の美しさに、奄美により魅力を感じるようになるのではないでしょうか。
奄美空港までは車で6分。
おすすめは旅の最後に立ち寄って、奄美大島旅行を思い出しながら帰りのフライトまでの時間をゆっくりと過ごすこと。
雨の日なら、奄美大島に着いてすぐであってもおすすめです。
美術館の入り口を入ってすぐのホールはガラス張りの壁になっていて、展示室の外観がよく見えます。
展示室は奄美大島の伝統的な建築様式である高床の建物。
まるい屋根の外観を見ていると、奄美らしいゆったりとした心地いい雰囲気に包まれます。
田中一村は奄美の自然に魅せられて移住した画家です。
森や木々、海の魚やアダン、様々な鳥などを、緻密で精巧な筆づかいとあたたかで時にまぶしいくらい鮮やかな色彩で描き続けました。
彼が感動し続けた奄美大島をぜひ見に行ってみてください!
原ハブ屋
「ハブと愛まショー」は笑いあり驚きありのイチオシショーです。
ハブは有毒ですが、奄美大島の独特の生態系の中でどんな役割を果たしてきたのか?
このユニークなショーを観ると納得の連続です。
詳細はこちらに記載しています!
大島紬村
本場奄美大島紬の製造見学、泥染め体験、手織り体験、着付体験などをすることができます。
泥染め体験は田んぼで布を染める時だけ外に出ますが、他はすべて屋内で楽しめるので雨の日にはもってこい。
泥染めができる田んぼは鉄分が豊富なので、その鉄分に染料が反応することで染めることができるんです!
田んぼの泥がさらさらで温かく、とても気持ちが良いですよ!
世界中で3ヶ所、西アフリカと南米(ベルー)と奄美大島でしかできないこの染め方と、泥染めで染められた絹糸で織った大島紬。
奄美大島の産業を支えてきた伝統技術を体験してみてください!
名瀬近く
奄美海洋展示館
大浜海浜公園内にある海洋展示館では、近海の珍しい魚を2階まで突き抜けた大きな水槽で見ることができます。
海と人との共生をテーマに展示も数多くあり、特に「外海の波から島を守るサンゴ礁の役割」のパネルは、なるほどこうなっていたのか・・・海ってすごい。と納得。
また、ウミガメに餌やりができるのも楽しい!
指まで食べんばかりにレタスを頬張る姿はここでないとなかなか見れません。
他にも、奄美のサンゴや砂、貝殻、海藻を使ったハンドクラフト体験もできるので、思い出作りにはぴったりです。
奄美博物館
古来から、日本・中国・東南アジアの国々と接しながら独自の文化を発達させてきた奄美大島。
琉球に属していたり、薩摩藩に支配されていたり、アメリカ軍政下に置かれていたりしてきた奄美の言語や風俗、信仰は、現在の日本のものに近いとはいえ、どこか日本でないような、独特のものがあります。
内地から移住してきたわたしが時々感じるものでいうと、旧暦を多様する習慣や、ケンムンという妖怪、奄美大島の方言「島口」が日本語として聞き取りができない独自の発音を持つこと、ユタ神様という神様の言葉を伝える霊媒師のような存在を違和感なく受け入れていることなど。
知れば知るほど面白い奄美の風土を、資料としてみることができるのが奄美博物館です。
旅行中、おっなんだかこれはいつも住んでいる場所にはないものだぞ、というものに出会ったら、博物館でゆっくり座って、もう少し詳しく見てみるのも面白いかもしれません。
マングローブ
少しの雨であればカヌーも問題なくできますが、悪天候ではカヌーツアーも中止になります。
そんな時でも、展望台に登ることはできるんです。
マングローブ林を高台から見渡すと、その大きさは圧巻!
名瀬から南部に向かう道なりにあるので、立ち寄ってみてはいかがでしょう。
南部・瀬戸内
水中観光船せと
半潜水船の「せと」。
ガラス張りの船室が海中に出ているので、夏も冬も服を濡らさずにサンゴや熱帯魚を見に行くことができます。
1日7便が出ていて、強風の日や悪天候の日以外は年中無休です。
1便 09:30
2便 10:30
3便 11:30
4便 13:30
5便 14:30
6便 15:30
7便 16:30
また当日でも問題ないのですが、予約は必要です。
スタッフさんによるとその日の朝や来る時に電話で知らせてくれれば大丈夫とのことでした。
運行状況はTwitterで毎日更新されていますのでチェックしてください。
Tweets by amamiseto
ダイビング・シュノーケル
海に入ってしまえば、雨が降っていてもあまり変わりません。
人も少なく、きれいなサンゴや南国の魚をひとりじめ!
存分に楽しむことができますよ。
ただし強風には注意!
白波が立ったり、海の流れが速くなると、魚に夢中になっているうちに遠くまで流されてしまうことも。
自分達だけで海にいくときは、海難事故に巻き込まれないようホテルの方やダイビングショップのスタッフさんから情報を聞いてから楽しんでくださいね。