3月8日は加計呂麻島へ!

この日も天気予報は曇りでしたが、降水確率は0%ということだったので、晴れ間を期待して加計呂麻島へ行ってきました。

奄美大島からアクセスがいい、手付かずの自然や原風景の暮らしがある加計呂麻島は両親も行きたかった!とのこと。

8:10出発のフェリーで

早起きして宿の朝食をいただき、車で古仁屋港に向かいます。

前日のフェリーが終日欠航だったのもありフェリーにはいつもより人が多かったですが、座れないことはまずありません。

生間港近くでレンタカー

奄美大島から加計呂麻島へ向かうフェリー乗り場は1つですが、加計呂麻島には2つ港があります。

8:10出発の便は生間(いけんま)港行きだったので、港を出てすぐの「カケロマンレンタカー」さんでレンタカーを借りました。

加計呂麻にはレンタカーを利用できるお店が3つしかありません。

生間に2店、もう一つの港がある瀬相に1つ。

軽自動車を利用するなら「カケロマンレンタカー」さんが最安です!

私たちは10時間レンタルして、ガソリン代含めて3,540円でした。

スリ浜

車に乗り込み、まず向かったのがスリ浜。

前回ここに行ったとき太陽の光で海が本当にきれいだったのですが、この日はまだ曇り空で、海の色もまろやかなブルーグレーでした。

それでもこの桟橋から海を覗き込むと、海底のサンゴや砂がきれいに見えて、海の透明度は抜群!

晴れていたらもっといいのにね~と、武名へ向かいました。

武名のガジュマルと桟橋

集落の奥に大きなガジュマルの木が静かにたたずむ武名集落。

私はこのガジュマルを見るのは3回目ですが、何回見ても神秘的で、まるでジブリの世界に入ったかのよう。

加計呂麻島には大きなガジュマルがたくさんあります。

武名のように守り神のように立っていたり、於斉という集落では住人の憩いの広場になったりと集落によって役割がまったく変わるのも面白いです!

また武名集落の海にある桟橋はフォトスポット!

余計な手すりや電灯がないので、桟橋と海の美しい写真が撮れますよ~

実久海岸で実久ブルー!

武名から島の端っこの実久集落へ行くまでの間に、太陽が顔をのぞかせてくれました!

実久に到着するころには海に日が差し込んでキラキラしていました。

加計呂麻一美しい実久ブルーと名高い海は、まるで中に宝物を隠しているんじゃないかと思うくらい、目の冴えるような南国の青い海でした!

海を見ながら古仁屋で買ってきていたおにぎりやサンドイッチを食べました。

ここで何を食べても絶対においしいよね、と言いながら、太陽の光の強さで色が様々に変わる海を楽しみました。

道は実久集落で行き止まりなのですが、集落を横切って行き止まりまで行くと桟橋があります。

ここの海の色が、どことも違っていて本当にきれいでした!


空より鮮やかな空色、エメラルドグリーン、藍色。

信じられないくらいに美しい海がたくさんの色を見せてくれました。

一家全員で、「おおーー!」と大興奮!

この桟橋は今回の加計呂麻で一番よかったです。

於斉のガジュマル

於斉のガジュマルは大きいことで有名ですが、それ以上に私が好きなのが於斉のガジュマルの役割です!

ここのガジュマルは集落の住人や観光客の憩いの場になっているんです。

海の側の大通り沿いにどんと構えるガジュマル。

太陽の光を受けて輝く木の葉、木漏れ日がどんな暑い日でも訪れる人を優しく包んでくれます。

地面に向かって伸びかけの蔓が子どもたちの遊び道具になっていたり、枝太い枝に吊らされた手作りのブランコではだれもが波の音を聞きながら休憩ができたり。

人の生活に欠かせない、愛されるガジュマルの樹は、初めて出会うのにどこか懐かしい雰囲気で旅行者を迎えてくれます。

於斉集落の雰囲気も温かくとても好きなので、ぜひ立ち寄ってみてください!

西田製糖工場

於斉集落にある製糖工場です。

調べずに行ったのですが、ここの黒糖が絶品なんです!!

その名も「もち糖」

黒糖って、ガリっと歯を立てて食べるものというイメージなんですが、このもち糖はめっちゃ柔らかかったんです!!

しっとりとしていて、前歯で十分かみ切れる。

口に入った後も、味が柔らかい。甘さがまろやかなんです。

これは食べたないとわからない…ぜひ訪れてみてください!

黒糖ってお土産にしようと思うといつもためらうんですが。これならもらった人も気に入ってくれそう!と思い購入。

我が家はもち糖を5つ購入しました。笑

干潮の徳浜海岸は天然のプール

徳浜海岸は加計呂麻島で唯一、地平線が見える海岸。

大潮の時期、干潮になるとサンゴのリーフが海面より上に出るので、リーフの内側の海水は外海とはほぼ完全に隔たります。

上の写真で、白い波がリーフにあたっているのがわかるでしょうか?

リーフの内側は波もない海水プールになるんです。

浅いので、ひざまでズボンをまくればほとんど濡れずに案外遠くまで海を散歩できて、気持ちがいいですよ!

透明度はもちろん抜群!

波と風で海底の砂が模様を描いているのもきれいに見えます。

この日は私たち以外だれも海岸にいなかったので、この絶景を独り占めでした。

美しい海と地平線をのんびり散策できました。

諸鈍のデイゴ並木

デイゴの花が咲くのは5月~6月ですが、花が咲いていない時期でもデイゴの並木は美しかったです。

幹の色は優しい茶色。

ずらーっと並ぶ大きなデイゴは、太陽の下でまるでのどかさの象徴のようにどっしりと構えていました。

並木の周辺には民家が並び、こちらものどかな雰囲気です。

散策していると、サッと横切る影が。

ルリカケス発見です!!

奄美諸島のカラスの一種、ルリカケスは天然記念物であり、絶滅の危険性が高い危急種としても登録されています。

奄美大島、加計呂麻島、請島でしか野生のルリカケスはいないそうです。

鮮やかな色が南国っぽくていいですね~!

羽の色は美しいですが、やはりカラスの一種なので、鳴き声はカラスのような声でした。

加計呂麻島に行くならぜひ探してみてくださいね!

むちゃ加那神社

フェリーの時間まで1時間以上時間があったので、生間港付近で何かないかな~とむちゃ加那神社へ。

きつめのハイキングコースでした!

登った先には、丁寧に掃除された祠が。

木がもう少し整えられていれば眺めがいいのにな~と少し残念。

お邪魔しました~と挨拶して、フェリー乗り場へ向かいました。

16:30のフェリーで古仁屋へ

フェリーを待つ間、港の海も案外きれいだったので散策。

サンゴに青い魚が群れでくっついているのが上から見えたりと、最後まで満喫しました。

夕食:いざかや暖暖

名瀬まで戻りホテルにチェックイン。

夕食はホテル近くのいざかや暖暖DANDANへ。

ここ。本当におすすめです!!!

料理自体は通常の居酒屋で、島料理も油ぞうめんくらいなのですが、何気ない料理がすべておいしいんです!!

お刺身はその日捕れた魚。この日はイカのお刺身が柔らかくて甘くて、最高でした。

あさりの酒蒸しやオムレツも味の加減がちょうどよく、家族で争うように食べました。笑

黒糖焼酎のおすすめを聞いても丁寧にオーダーを聞いてくれて、おすすめを教えてくれました。

今回大好きになったお店です。

宿泊:ビッグマリン奄美(名瀬)

朝食がついた宿がいいとのリクエストで、ホテルビッグマリン奄美さんを予約していました。

お部屋は海向きと町向きの2種類があるのですが、運よく海向きのお部屋を用意していただけました!

曇り空だったものの、朝日が空を照らしていい目覚めになりました。

朝食バイキングも大満足!

自家製の手作りフルーツジュースがおいしかったです。

パッションフルーツも入ってるのかな?甘すぎず爽やかでゴクゴク飲めました。

 

モデルコース前編(1日目・2日目)はこちらの記事からどうぞ!

奄美大島3泊4日旅行記。海とグルメ満喫モデルコース!(前編)