空から見た奄美大島

「東洋のガラパゴス」とも呼ばれる、自然豊かな奄美大島。

2020年に世界自然遺産への登録を目指しているこの島には、奄美にしか生息しない野生生物や、「奄美ブルー」とも知られる鮮やかな海が広がっています。

そんな奄美大島の観光では、自然はもちろん奄美大島独自の文化にも触れ、ここでしか味わえないグルメも堪能しましょう。

魅力的な観光スポットやアクティビティを、奄美大島に魅了されて移住を決めたわたしがお伝えしていきます。

奄美大島でやりたい体験&アクティビティ

シュノーケリング

シュノーケリング

奄美ブルーの海を楽しむのに一番おすすめなのがシュノーケリングです!

シュノーケリングはボンベなどの道具が必要ないので、手軽に楽しむことができます。

シュノーケリングの景色

シュノーケリングで出会えるのは色とりどりのサンゴや南国らしいカラフルな魚たち。

ツアーによってはウミガメに会えるツアーもありますよ。

初めての人でも、浅瀬で練習してからスポットに連れて行ってくれるので安心です。

体験ダイビング

体験ダイビング

もっと深い海を知るには、体験ダイビング!

奄美大島の海は澄んでいるのでシュノーケリングでもサンゴや魚はもちろん、ウミガメも見ることができます。

ただ深い海底には、浅い海では見られない種類や色のサンゴや生物が生息しています。

運が良ければ「海の宝石」とも呼ばれるカラフルなウミウシを見ることもできるかも。

体験ダイビングで美しい奄美の海を散策してください。

体験ダイビングで見れるサンゴ礁

SUP

SUP

スタンド・アップ・パドルボードの略であるSUP(サップ)

ボードの上でパドルを漕ぎ、海の上を散歩することができるハワイ発祥のマリンアクティビティです。

水着を着なくても、服のまま乗り込んで、海の上で立ったり寝転んだり、ヨガをしたり。

澄み切った奄美大島の海をのんびり楽しむならSUPを体験してみてください。

シーカヤック

シーカヤックで奄美海峡を渡る

カヤックツアーでも海を楽しむことができます。

特に奄美大島と加計呂麻島の間にある奄美海峡をカヤックで渡るツアーは達成感もあり、思い出に残ること間違いなし。

大島海峡は波も穏やかなので、漕いでいれば片道30分ほどで加計呂麻島に到着することができます。

途中で海を渡る蝶に魅了されたり、トビウオの群れが水面から飛び出してきたり、奄美大島の神秘的な自然を体験できます。

マングローブカヌーツアー

マングローブのトンネルをくぐるカヌー

手軽に楽しめる奄美大島のアクティビティといえば、マングローブ原生林のカヌーツアー。

満潮時間にはマングローブのトンネルまでカヌーで行くことができます。

漕ぎ方のレクチャーもあり、小さいお子さんでも1人用のカヌーを楽々操ることができます。

まるで海外のジャングルやアマゾンのような雰囲気のマングローブ林を体感してください。

ホエールウォッチング

奄美大島のホエールウォッチング

奄美大島の冬にしかできないアクティビティが、ホエールウォッチング。

暖かい奄美の海で子育てをしようと、産卵の時期には北の海からザトウクジラがやってきます。

ツアーは漁船に乗せてもらい、ザトウクジラがいるポイントまで連れて行ってくれます。

沖縄など他の場所のホエールウォッチングよりも、遭遇率が高く間近で見ることができるのが奄美大島のホエールウォッチングの特徴。

クジラの大きさに思わず圧倒されます。

水中観光船「せと」

クジラ型の船で海を散策できる水中観光船「せと」

半潜水船なので、服を濡らさずガラス越しに大島海峡のサンゴや熱帯魚を観察することができます。

ご年配の方や赤ちゃん連れでも安心して海を楽しむことができますよ。

集落歩き

島の魅力の1つでもある、のんびりとした「島時間」

集落を歩いて、地元の小さな商店をのぞいたり、島のおばあと語らってみたりして、ゆるりと過ごしてみてください。

集落歩きツアーでは、大和村の国直集落のツアーが人気です。

国直集落は人口120人ほどの小さな集落。

美しいサンゴの海と白い砂浜の国直海岸、アダン林やフクギ並木など豊かな自然が広がるこの集落で、島の自然や文化を体験することができます。

大島紬・泥染め体験

大島紬

本場奄美大島の大島紬というと、着物が好きな方なら知っている人も多いでしょう。

大島紬は新品で購入すると1着100万円以上もするのは珍しくない、日本三大紬の1つ。

そしてフランスのゴブラン織、ペルシャ絨毯と並んで世界三大織物とも数えられる、奄美大島の伝統工芸品です。

泥染め体験

奄美大島の大島紬村などの体験施設では、大島紬の工程の1つである「泥染め」を体験することができます。

膝まである長靴で田んぼに入って、鉄分豊富な泥で布を染めていきます。

泥の柔らかくてすべすべな感覚が気持ちいい!

染めたものは持って帰ることができます。

ハンカチやトートバッグにあなただけのデザインを施してください。

奄美大島でしか体験できない思い出になります。

三味線・島唄体験

三味線とチヂン

奄美大島の文化でもある、島唄。

元ちとせさんや里アンナさんなど、奄美大島出身の歌手もたくさんの島唄を歌っています。

そんな島唄や三味線を体験できるのが、奄美大島の中心地・名瀬の奄美三味線(サンシンヤ)さん。

三味線の音を聞くと、南の島に来たなとしみじみと実感できます。

黒糖作り見学

黒糖工場見学

奄美群島では黒糖の製糖がさかん。

お土産屋さんにずらりと並ぶ黒糖の商品ですが、工場では製造過程を見学することもできます。

工場によってはできたての黒糖を試食させてくれるところも。

できたての黒糖は市販のものとは異なり、柔らかく、リッチなチョコレートのような味わい。

ここでしか味わえない島の味です。

黒糖焼酎工場見学

黒糖焼酎の工場見学

お酒が好きな方におすすめなのが、黒糖焼酎の工場見学。

世界でも奄美群島でしか製造を許可されていない黒糖焼酎は、黒糖の香ばしく甘い香りが特徴です。

酒造や銘柄によって味わいは、食事を楽しみながらすっきり飲めるものから、晩酌にぴったりの豊かな風味のものまで実に様々。

製造工程も様々で、ウイスキーのように樫樽に保存して熟成するものや、クラシック音楽を聴かせて寝かせる音響熟成など、見ても飲んでも楽しい工場見学をすることができます。

工場によってはどんどん試飲をさせてくれるところもあり、心ゆくまで黒糖焼酎の世界に浸ることができます。

ナイトツアーでアマミノクロウサギに遭遇

アマミノクロウサギ

奄美大島の生態系は実にユニーク。

ほぼ毎年世界新種の生物が奄美で発見されており、奄美の豊かな自然の全貌はいまだに解き明かされていません。

中でもアマミノクロウサギや、色鮮やかなカラス・ルリカケスなど、絶滅危惧種に指定されている野生生物もたくさん生息しています。

そんな奄美大島の生物の多くは夜行性。

昔から夜行性の毒ヘビであるハブが山に生息していたので、ハブから身を守るために他の動物たちも夜に活動する種が多いんだそうです。

ナイトツアーではそんな生物たちに出会うことができます。

奄美大島の絶景観光スポット

あやまる岬

あやまる岬からの眺め

奄美大島の景勝地の代表でもある、あやまる岬。

何色も織り重なる鮮やかな奄美の海を一望することができます。

晴れた日には水平線の向こうに喜界島も見ることができますよ。

あやまる岬から見る日の出

あやまる岬は朝焼けが美しいスポットでもあります。

太陽が顔を出して南国の1日が始まる瞬間は本当に美しいのひとこと。

あやまる岬からの朝焼けの光景は、大河ドラマ「せごどん」のオープニング映像にも使用されていました。

土盛海岸

土盛海岸

あやまる岬からほど近い土盛(ともり)海岸。

白くてふかふかな砂浜と、サンゴ礁に囲まれた透き通った海のコントラストが美しいビーチです。

サンゴの影が海岸からでも見渡せるほどの透明度。

シュノーケリングをする人もよく見かける場所です。

崎原海岸

崎原海岸

崎原(さきばる)海岸もシュノーケリングにぴったりのビーチ。

無料の屋外シャワーも利用できます。

波も穏やかなビーチなので、小さいお子さんでも安心。

崎原海岸へ向かう途中の景色も美しく、ドライブも楽しむことができます。

ハートロック

ハートロック

干潮の時間に行くと、岩場に水がハート型に溜まる「ハートロック」

奄美大島のパワースポットとしても知られています。

ハートロックを覗き込むと、水が澄みきっているので底まで見ることができます。

ハートロックの中に取り残された魚やピンクの鮮やかな海草を眺めるのも楽しいですよ。

1日のわずかな時間しか見られない、貴重なハート型です。

2つの海が見える場所

2つの海が見える場所

峠の山道を登っていくと、開けた場所から2つの海を見ることができる場所があります。

奄美大島をはさんで眺める、東シナ海と太平洋。

同じ海なのに、色や波の音がなんだか違って見えるから不思議です。

ガイドブックには載らない絶景スポットの1つです。

西原のガジュマル

西原のガジュマル

細い海岸道を抜けた先、突き当りに突如あらわれる巨大なガジュマル群。

複雑に絡みあった枝が道をこえて海までせり出し、ガジュマルのトンネルができています。

ここまでの大きさのガジュマルは珍しく、知る人ぞ知るパワースポットなんです。

神秘的なガジュマルの木には奄美の妖怪・ケンムンが棲むという伝説があります。

ケンムンは時にいたずらもするそうですが、基本的には穏やかな性格で島の人に好かれている存在。

島のおじいやおばあと話していると、「昔ここでケンムンを見た」という話を耳にすることもあります。

金作原原生林

金作原原生林

『ゴジラ』の世界に迷い込んだかのような雰囲気。

奄美大島にはヒカゲヘゴという亜熱帯の古代樹がそのまま残っており、まさに雰囲気は「東洋のガラパゴス」!

2019年より、金作原原生林保存のため、ネイチャーツアーガイド同伴での入場が必須となりました。

ガイドの方に珍しい植物や森の生物について教えてもらいながらのトレッキングは楽しく、大自然に癒されます。

大浜海浜公園

大浜海浜公園の見晴らし広場からの眺め

大浜海浜公園はサンゴ礁に囲まれた美しい海を一望できる、奄美大島有数の景勝地。

シュノーケリングを楽しむ人も多く訪れます。

大浜海浜公園のサンセット

大浜海浜公園は、海だけでなく空も楽しめる場所。

「見晴らし広場」から眺めるサンセットは絶景です。

視界をさえぎるものがなにもない中を、海にゆっくりと沈んでいく夕日。

また、市街地から少し離れているため、夜には満点の星空と天の川を楽しむこともできます。

宮古崎

地元のシマッチュからはササントとも呼ばれる宮古崎。

島らしい、背の低い笹が岬の一面を覆っています。

そのど真ん中に、人が通れる1本のけもの道がずっと先まで続いています。

歩いていくと一面の海!絶景です。

宮古崎のサンセット

宮古崎から眺めるサンセットは、昼間の海よりさらに絶景。

まあるい夕日が、海や笹の葉を優しく照らしながらゆっくりと沈んでいく、神秘的なひと時を過ごせます。

マテリヤの滝

マテリヤの滝

陽の光も届かない茂った山の中を進むと、突然森がひらけて、太陽に照らされた滝が見えてきます。

その昔、女神が水浴びをするために天上から降りてきたという伝説が残るマテリヤの滝。

澄んだ空気と豊富なマイナスイオンが、どんな人も心から癒してくれます。

アランガチの滝

アランガチの滝

神秘的な雰囲気に包まれたアランガチの滝。

柔らかい苔と豊かな木々に囲まれたこの滝は、地元のシマッチュが飲料水として水を汲みに来るほど澄んでいます。

マイナスイオンを浴びれば、奄美の自然に溶け込んだような気分になって爽快です。

油井岳展望台

あやまる岬と同じく、奄美十景の一つに選ばれている景勝地です。

油井岳は標高約500mと、奄美大島で最も高い山であり、奄美大島を創生した神々にまつわる伝説が残るパワースポットでもあります。

また「神の島」とも呼ばれる加計呂麻島を一望することができ、夕日の時間帯は絶景のひとこと!

マネン崎展望所

マネン岬展望所からの眺め

「嘉鉄ブルー」とも呼ばれる、手つかずの自然が残る奄美大島南部・嘉鉄集落の海を一望できる展望所。

この海は、海底にミステリーサークルを作る「アマミホシゾラフグ」が発見されたことでも有名になりました。

晴れた日は信じられないほど鮮やかな海の色に圧倒されます!

田中一村記念美術館

田中一村記念美術館

奄美大島の自然に魅了され、奄美の植物や鳥や海を描き続けた画家がいます。

その名も田中一村(いっそん)。

彼の作品が収蔵・展示される奄美大島記念美術館では、一村の作品がいつでも鑑賞できます。

田中一村記念美術館

作品を見に行く魅力の1つが、観光で見た奄美大島の光景と一村の絵の世界がリンクすること。

神秘的な南国の植物や空気感が、繊細な筆づかいで描かれた作品たち。

その絵を見ているうちに、田中一村の作品だけでなく奄美大島にどっぷり魅了されてしまいます。

加計呂麻島

加計呂麻島の実久海岸

「神の島」とも呼ばれる加計呂麻(かけろま)島。

自然のパワーに満ちた島のまわりには「カケロマブルー」と呼ばれる、奄美大島以上に美しい海が広がります。

奄美大島からのアクセスは良く、フェリーで15分。

日帰りでも楽しめる島なのでぜひ行ってみてください。

奄美大島で島ムン(島の食材)を味わう

鶏飯・みなとや

みなとやの鶏飯

奄美大島の郷土料理と言えば、鶏飯(けいはん)。

鶏肉や錦糸卵、よく味の染みたしいたけ、青パパイヤの漬物など、島ならではの具材をごはんにたっぷり乗せたら、

鶏ダシの黄金スープを溢れるほどかけていただきます。

ほっとする味で、お茶漬けのようにサラサラと食べられて絶品。

みなとやは、鶏飯発祥の店として知られる名店です。

お店によって具材やスープの味が違うので、食べ比べてみるのも楽しいですよ。

ジェラート・La fonte

La fonteのジェラート

南の島といえば、冷たいおやつ。

La fonteでは、パッションフルーツやたんかん、黒糖や塩(ましゅ)など、奄美大島ならではの食材を使ったフレーバーが楽しめます。

お店の外には奄美大島らしいサトウキビ畑が広がっているので、テラス席で景色を楽しみながら食べてもおいしい!

スムージー・それいゆふぁ~む

ドラゴン&パッションフルーツスムージー

ハートロックに近いそれいゆふぁ~むでは、ドラゴンフルーツやパッションフルーツなど、島フルーツのスムージーが人気。

フルーツだけでなく、長寿草など島野菜を使ったベジタブルスムージーもおいしくて健康にいいと話題になっています。

また、牧場のヤギのミルクで作ったソフトクリームはとても濃厚で、絶品のひとこと!

ハートロックに行く前に買って、歩きながらいただくのも楽しいですよ。

定食・島とうふ屋

島とうふ屋の定食

奄美大島近海のにがりを使った、島とうふ。

島とうふ屋では、そんなお豆腐をふんだんに使った定食をいただけます。

ランチタイムには、湯豆腐と山芋とうふの食べ放題サービスもいただけて、お腹も身体も大満足。

ドライブのお供やお土産には、豆腐ドーナツもおすすめです。

外はサクサク、中はしっとり、文句なしにおいしいのにカロリーは控えめで、女性にもお子さんにも喜ばれます。

漁港直送の海鮮丼・あま海

あま海の海鮮丼

ボリュームたっぷりのあま海の海鮮丼。

産地直送の魚屋さんの店内で食事ができるので、鮮度はばつぐんです。

近くの漁港で捕れたシビ(キハダマグロ)やぷりぷりのイカなど、その日に捕れたお魚をいただけます。

レモン汁をキュッとしぼって、わさび醤油で。

味噌汁も魚のダシがよく出ていて、絶品です。

夏季限定のボリューミーなマンゴーかき氷・得田農園

得田農園のマンゴーかき氷

奄美大島のマンゴーは、とにかく甘いんです。

そんな島産マンゴーを惜しみなく盛りつけた得田農園のかき氷は夏季限定。

旬のフルーツを旬の時期にだけいただくことができる特別感は別格です。

こんなに大満足なのに、350円という低価格。

奄美の味を楽しむならここで決まりです。

島ならではフルーツを・奥商店

パッションフルーツ

ドラゴンフルーツ

マンゴー、たんかん、ドラゴンフルーツにパッションフルーツ、グアバにすもも…

青果店の奥商店の前に立つと、今が旬のフルーツのいい香りに満たされます。

奄美大島には青果店がいくつかありますが、奥商店は比較的安価に奄美のフルーツを購入できると地元シマッチュの間では有名なお店。

お店の方とのおしゃべりも楽しみながら、旬の味を試してみてください。

奄美大島はリゾートでありながら素朴な魅力満載!

奄美大島には豊かな自然が広がり、開放的な海を眺めてリゾート感あふれる過ごし方ができます。

同時に、沖縄とは違ってどこか素朴さがある奄美ではまだ観光客が少なく、美しいビーチに自分たちだけ、という貸し切り状態になることもよくあるんです。

どこかに旅行したいけれど、ありきたりなツアーでは物足りない。

観光客向けに作られた観光地ではなく、そこにあるものに癒しやリラクゼーションのようなパワーを感じたい。

そんな人にこそ奄美大島は最適な場所。

一度訪れてみてくださいね。