奄美大島に旅行をしたら助成金がもらえる!?

そんなメリットばっかりのうまい話あるわけ…

それが、なんと、あるんです。その名も「あまみ満喫体験プログラム」

ダイビングや大島紬の泥染め、島唄など体験を満喫したら、体験最低3万円、最大で5万円が後日もらえるというもの!

奄美旅行ちょっと気になっていた、という人には朗報ですよね!

わたしは先日友人が旅行に来たときに助成金をもらおうと調べたり問い合わせたりしたのですが、助成金をもらえる条件が正直かなりややこしいです!!!

ややこしすぎて、途中でもう3万円くらい自分達で出してもいいんじゃない・・・?と諦めかけました…。

でもせっかくならこのお得プログラムを使いたい!!

そして使ってほしい!どうせならオイシイ思いしましょう!

ということで、たくさん問い合わせて、足りない書類をかき集めて・・・と奮闘した私の経験を元に、旅行前の計画の立て方や準備、旅行中の注意事項などまとめました。

2019年3月まで申請可能なので、ぜひぜひぜひこの機会に奄美大島にいも~れ!(いらっしゃい!)

あまみ満喫体験プログラムとは?

奄美大島の新たな魅力を発信して観光を盛り上げるため、奄美大島内の5つの自治体が協力して行っている事業です。(奄美市・大和村・宇検村・瀬戸内町・龍郷町)

後に書きますが、観光客側はInstagramかメールで楽しんでいる写真を送るので、自治体はこれを観光のプロモーションに使っていけるという感じです。

なので観光客の私たちは、基本的にはただ奄美大島を楽しめばOK!

助成金は条件を全て満たせば、宿泊数に応じて3万円~最大5万円が後日振り込まれます。

観光客としては本当にいい事業です♪

2019年3月17日までの旅行が対象で、2019年3月22日までの申請が必要です。

▼こちらの公式パンフレットにも条件など説明があります。
https://www.city.amami.lg.jp/kanko/event/documents/taiken-pamphlet.pdf

わたしはこれを読んでも分からないところが多かったので、この記事では具体例つきで解説していきますよ♪

助成金がもらえる条件

条件① 奄美群島外に住んでいること

旅行に来る観光客ならここはクリアでしょう。

条件② 奄美大島で対象の体験プログラムに2つ以上参加すること

全部で128の体験プログラムから2つ以上選択します。
https://www.city.amami.lg.jp/kanko/event/documents/taiken-ichiran.pdf

また、1月19日から3月3日までの期間はこちらの50のプログラムから選んでもOK!
https://www.city.amami.lg.jp/kanko/event/documents/shimahaku-fuyu-ichiran.pdf

条件③ 1人あたりの体験プログラム利用金額が合計5,000円以上であること

このあたりから段々ややこしくなってきます。

例えばわたしたちは今回、金作原原生林ツアーとホエールウォッチングをしたかったので、

下記のURLのリストから「39 ホエールウォッチングツアー」と「108 金作原原生林散策 3時間コース」を選びました。

https://www.city.amami.lg.jp/kanko/event/documents/taiken-ichiran.pdf

「39 ホエールウォッチングツアー」は1人6,000円
「108 金作原原生林散策 3時間コース」は1人3,500円

2つの体験に参加して、1人9,500円支払いました。

これは条件の「1人あたり合計5,000円以上」なので、OK!

これが例えば「1 貝殻・シーグラスのオリジナルフレーム作り 500円」と「2 福木(フクギ)染め体験 2,900円」の2つの体験で申請すると、1人合計3,400円なので、条件から外れてしまって助成金の対象にはなりません。

条件④ 体験をした自治体の宿泊施設で6人泊以上すること

人泊って?

人泊とは、宿泊人数×宿泊数のことです。

わたしたちは今回4人で行ったので、4人×2泊=8人泊となり、条件クリアでした。

6人泊ということは、1人で行って6泊でもOK。3人で行って2泊でもOKです。

ちなみに、宿泊数が多いほうがもらえる助成金は多くなります。

もらえる助成金の金額は【30,000円+(人泊数-6)× 2,000円】

なので、6人泊だと3万円、8人泊だと34,000円、16人泊で最大の5万円がもらえることになります。

「体験をした自治体の宿泊施設で」?

そして重要かつややこしいのが、「体験をした自治体の宿泊施設」に宿泊する必要があるということ!!

奄美市・大和村・宇検村・瀬戸内町・龍郷町の5つの自治体のうち、体験をした市町村にあるホテルに泊まる必要があります。

これは公式パンフレットの図が分かりやすいです。

例5が分かりやすいと思います。

体験を1つでもしている市町村に6人泊すれば、あとはどこで体験してもどこで宿泊してもOK!

島の色々な場所に泊まってみるというのも旅行の楽しみですし、例5や例3のパターンが1番楽しめるかなと思います。

ややこしくしたくない!でも楽しみたい!時の裏ワザ

ちなみに、色々な場所で泊まりたいけどややこしくしたくない!という方は、奄美市で全部まとめる例1のパターンがいいですよ!

というのも、奄美市は島の中部の名瀬や、マングローブ原生林のある住用地区だけでなく、空港のある笠利地区も奄美市なんです。

なので、1泊目は中心街でアクセスも便利な名瀬に宿泊、2泊目は海が綺麗で自然も豊かな北部の笠利で宿泊したいという場合でも、ぜーんぶ奄美市宿泊にカウントされます!

体験の数も奄美市のものが多いので、ややこしさはましです。

わたしたちは6人泊は奄美市の名瀬と笠利で宿泊し、そのあと南部の瀬戸内町で1泊楽しみました!

条件⑤ 体験プログラム中の写真を提供すること

これは大丈夫だと思います。

体験をしている時の、楽しそうな写真をインスタ(#奄美大島で体験)かメール(photo01@amami-tourism.org)で投稿or送信します。

リアルタイムで投稿してもよし、後でまとめて送ってもよしです。

条件⑥ 申請書類がすべて揃っていること(領収書も必要)

申請書類は奄美市役所のHPからダウンロードできます。
https://www.city.amami.lg.jp/kanko/event/mankitsu.html

上から3つ目のリンク「体験プログラム利用促進助成事業様式」からWord資料をダウンロードしてください。

次で詳しく説明していきますが、申請には宿泊施設と体験プログラムの領収書と、様式3の「延べ宿泊者数証明書」には宿泊施設の方に一筆をいただくことも必要ですのでお忘れなく!

旅行前に準備するもの

旅行計画の立て方

おそらくこのプログラムで最もややこしいのが、「条件④ 体験をした自治体の宿泊施設で6人泊以上すること」だと思います。

ずっと同じホテルに泊まるなら簡単なのですが、色々な宿を楽しもうと思うと頭を使いますよね。

わたしはどうしたらやりたいこと全部やりながら助成金もゲットできるかな~と悩んでいたのですが、

結局1番簡単なのは、ホテルを決めるより先に体験するプログラムを決めることです!

というのも、ホテルを先に決めても、体験の集合場所が島の反対側ならまたホテルの探しなおしになってしまいます。

やりたいプログラムを決めて、近くで良さそうなホテルを選んでいく。

これが旅行のプランの作り方としては1番いいかなと思います。

様式3の「延べ宿泊者数証明書」を印刷して持っていく

わたしはこれをしていなかったので旅行後に苦労したのですが…

助成金の申請には、宿泊施設の方に宿泊施設代表者名の記入や捺印などをしてもらう必要があります!

申請書類のほとんどは観光客が記入する項目ですが、様式3の「延べ宿泊者数証明書」だけは宿泊施設の方に書いてもらう用紙なんです。

これがないと申請できず、旅行から帰ってから取得しようと思うと郵送のやりとりが必要なのでかなりの手間です。

必ず持って行って、領収書と一緒に書いてもらうようにしましょう。

旅行中にやること、注意点

体験プログラムの会計時に領収書を必ずもらう

体験プログラムによっては現地集合・現地解散のツアーも多いです。

領収書がほしい旨を伝えないとレシートさえもらえず、後日発行も手間なので当日もらうのを忘れずに!

宿泊時には領収書をもらい、様式3の「延べ宿泊者数証明書」を書いてもらう

旅行前に印刷してきたものに記入してもらいましょう!

旅行後にやること

申請書類 様式1~4に必要事項を記入

様式3以外はすべて自分で書けるものばかりです。

書類申請の提出先

肝心の提出先が、パンフレットには載っていなかったので問い合わせました。

提出先は奄美市役所です。

郵送先はこちら。

〒894-0026
鹿児島県 奄美市名瀬港町13−1
奄美市役所紬観光課内 奄美満喫ツアー実行委員会 宛

▼2019年2月18日以降は新庁舎に移転します。
〒894-0025
鹿児島県奄美市名瀬幸町25-8
奄美市役所紬観光課内 奄美満喫ツアー実行委員会 宛

ちなみに。最もコストをかけずに申請する方法

書類は直接市役所に持ち込んでもOK!

なので、旅行前に申請書類を全部印刷して行って、印鑑も持っていくと、郵送コストなしで申請が可能ですよ!

旅行の最終日までに自分で記入する部分を完成させていれば、あとは領収書と一緒に奄美市役所に直接持ち込んで、写真を投稿すれば完了です。

領収書をなくす心配もないですし、後日わずらわしい作業をする必要もないので、最終日に名瀬にいるのであればお勧めの方法です。

申請完了、お疲れさまでした!

あとは振り込みを待つだけ!

奄美大島は海や山などの自然もすばらしいですが、それと同じくらい文化もたくさん見どころがある島です。

いろんな体験をして、奄美大島を楽しんでくださいね!