▲職場からの眺め

12月11日に奄美大島に移住しに来てから1か月が過ぎました。

実際に暮らしてみてわたしが個人的に感じたことや、次にやりたいことを書いておこうと思います。

1か月で感じたこと

島の人は移住者に優しい!

いつかは田舎で暮らしたいと思っている人も多いかと思いますが、田舎ならではの問題としてあるのが、よそ者はいい顔されないというもの。

自然や余裕のある生活を求めて引っ越してくる移住者に対して、地元の方はすぐには打ち解けてくれないという土地もあると聞きます。

ところが、奄美大島での1か月間、それを感じたことはありません!

むしろ興味を持ってくれるケースが多いです。

どこから来たの?とか、島の生活はどう?って会うたびに気にかけてくれる人が多く、とても安心して暮らせています。

飲めなくても問題ないけど、飲めるとめっちゃいい

お酒のことです。

黒糖焼酎の産地としても有名な奄美大島。

やはりお酒が好きな人が多く、初対面の人と打ち解けるなら酒の席が一番!と思っている人も多い印象です。

現に、2次会に行くと一気に打ち解けられる!

お兄ちゃんやお姉ちゃんがどんどん増えていく感じです。

大阪でも2次会に行くと打ち解けられるよな~と思っていましたが、正直そんなの比ではありません。

とはいえ、お酒に弱い人も本土と同じくらいの割合でいます。

そういう人は適度にお水を頼みながら2次会まで行ったり、自分でつぶれて(笑)帰っていったり。

奄美大島に移住予定の人がいればですが、できればソフトドリンクで繋ぐなどして2次会まで行くと、いろんな世界が見れて楽しいですよ~。

ほしい情報はインターネットにはない。人に聞きまくるのが一番

これ、結構あります。

例えば私だと、奄美の三味線や島唄を習ってみたいのですが、検索してもそれっぽいのが出てきませんでした。

でも、人に聞いた話で、公民館でお友達が島唄の教室に行っているそうで、めっちゃ安く、しかもけっこう長く受講できるらしい、ということを聞いていたので、絶対何かあるはずだと思っていたんです。

その後、検索ワードを変えても何もヒットせず、どうしたらいいの~と行き詰っていました。

ちょうどそのころ飲み会で島の方と出会う機会があり、今困っていることがあって、と教室を聞いてみたところ。

出るわ出るわ、友達がここで習っていたとか、この人に聞いてみたらわかるんじゃないかな?といった情報の数々!!

この時期に募集があるからここに行って聞いてみたらいいよと、かなり具体的に教えてくれた方も。

これ、賃貸物件も一緒です。

奄美に引っ越して来る前にネットで部屋を探しておこうと思っても、情報はほんの少ししかありません。

おすすめはこっちに来てから、不動産会社を回ったり人に聞いたりして探す方法です。

運がよければ、たまたま友達になった人が空き家やビルを持て余していて、知り合いだから安く貸すよと言ってくれる人もいる可能性があります。

まずは中心市街地に住んで正解

せっかく島に移住するんだから、毎日波の音を聞きながら、夜は街灯が少ないだろうから満点の夜空を毎日見て、朝日の眩しさで目を覚まして…

なんて、思っていた時もありました。ありましたよ。

ですが、結果的に市街地に住んで正解でした。

今私が住んでいるのは、奄美大島一の繁華街・名瀬のど真ん中です。

普通に繁華街。24時間営業のコンビニも目の前にあるし、真下はカラオケバーなので、聞こえてくる他人の歌声を子守唄に眠っています。

最初は正直、まさかここかよ~って思っていましたが、住むうちに、やっぱり利便性がいいのが一番いいなと思ってきました。

もしも街灯が少ないような集落にいきなり住んでいたら、間違いなくホームシックになって長く住めなかっただろうと思います。

ゆくゆく、知り合いが増えてきて、この集落に住みたいなと思うタイミングは来るだろうとは思っていますが、最初は名瀬にして間違いなく正解だったと思っています。

物価・家賃は大阪と変わらない

都会育ちの人が田舎に期待することの1つ。

収入は減るかもしれないけれど、野菜も果物も安く買えて、家賃も安いだろうから余裕のある生活が送れそう!

よく分かります。

しかし、奄美大島の物価は決して安くありません。

家賃は若干安いですが、1Rの物件で月4万円でいいほう。

しかも都会のように「仲介手数料・敷金礼金0円!」なんて物件はまずありませんから、初期費用は都会よりも高くつきます。

また、通販でものを買うと利用送料になることもあり、むしろ割高になることも。

奄美大島に限らず島で暮らしたいと思っている方は、ダウンシフトできるかも、という考えはまず捨てたほうががっかりせずに済みますよ。

車が汚れるのめっちゃ早い

これも島あるあるですが、海から吹く風が強いので、車の窓や車体がすぐ汚れます。

フロントガラスもすぐ汚れるので、窓ガラス用の雑巾は車に置いておきましょう。

さび止め加工はしておいたほうがいいです。

また、駐車場代も市街地ならそんなに安くありません。

月6,000~10,000円ほどです。

それも踏まえて、車をもっていくのか、必要な時だけレンタカーを借りるか、決めるのもありだと思います。

何より海がめっちゃきれい

奄美大島に来てよかった。と心から思えるのが、晴れた日にキラキラ輝く海を見るとき。

1か月経ちましたが、車で走っていて、道の向こうに海が見えると、「うわーっ!」て声が出るくらい、今だに嬉しくなります。

連勤でちょっと疲れたな、って時は海を見に行くようにしているんですが、信じられないくらい澄んだ海を眺めていると、やっぱりここが最高だよなぁって、癒されます。

冬の今は海も空気も澄んでいて、空気もおいしい。

朝焼けや夕焼けがきれいに見えると、何もない1日が、急に特別な日になる。

そんな幸せが満ちています。

そんな風に、景色に心を打たれるようなまだ若い時に奄美大島に来てよかったとも思います。

今後やりたいこと

友達がほしい

島では人脈があればなんでもできるな。

と、1か月たった今そう感じます。

例えば、紹介してもらって市長さんに会う。

または、友達になった人が、あなたと気が合うと思って!と、自分の友人を紹介してくれる。

こんなことが日常茶飯事なんです。

だからこそ、あと2ヶ月くらいかけて、友達をどんどん増やしていきたいなと思います。

ホームステイしたい

イオンもあって案外都会だし、大丈夫大丈夫~!と移住してきましたが、暮らしだすと思ったよりも異文化なものが多く、わくわくドキドキしています。

例えばお正月の料理。

例えば築年数が古い、伝統家屋の構造。

例えばスーパーの品揃え。ここはオーストラリアか!って思うコーナーがね、多くのスーパーにあるんですよ。面白い!

おそらく、家庭の冷蔵庫の中身も、もし見せてもらえるなら、新しい発見があるに違いない!と思ってわくわくしています。

そして生活習慣も。集落のお祭りの日の過ごし方なんかも体験したい。

なんだか言葉の通じる海外留学のような、楽しい気分です。

今の仕事とは別にもう1つ、仕事がほしい

今の仕事も、島の学生と関わる機会が多く楽しいのですが、なにかもう1つ仕事がしたいなと思っています。

私にとって仕事は、人と濃く関わる手段。

複数の仕事を持つことで、もっといろんな奄美大島に関わっていきたいなと思っています。

今のところ興味があるのは、シェアハウスやシェアオフィスなどでの場づくりや、民泊やゲストハウスなどです。

島の人と観光の人が一緒に楽しめるコミュニティを作っていくことに興味があります。