わたしは26歳になって1ヶ月ほどで奄美大島への移住を決めました。

それまで働いていた大阪とは違うところで生活してみたい。
できれば海辺がいい。

女性ですが、未婚で当時彼氏もいなかったため、都会から離島へ移住するといっても考えていた必要条件はこれだけだったのですが、ほしい条件はやはりたくさんあります。

都会での暮らしで当たり前にできることができなくて困るのではないか?
という不安は、どこに引っ越すにしても付きもの。

今回は、わたしが奄美大島で普通に住めそうだなと思った理由と、移住を決めたきっかけについて書きたいと思います。

移住前に2回奄美大島へ

田舎、特に島社会はやはり少し独特。
移住を決める際には、ここで暮らしていけるか、最低でも2回はゆっくりと滞在する必要があると言われています。

わたしは結果的に2回、合計3週間滞在することになりましたが、最初は移住など全く考えておらず、リフレッシュできる島に旅したいという理由で訪れました。

奄美大島に旅行に行くと言うと、知り合いの方を紹介していただくことができ、その方を頼っての旅行でした。

海!

初めての奄美大島、一番心を動かされたのは海のきれいさでした!

これは説明するまでもないですよね。

遠浅のビーチはどこまで泳いでいっても海底の砂がきれいに見えるほど澄んで、サンゴ礁が波に揺られ、その間を南国の魚たちが遊びながら通っていく。

人が住む環境のすぐ隣に、そんな別世界があるんです。

当時大阪で毎日パソコンの画面やガラス越しの空しか見る余裕のなかったわたしにとって、奄美の海の中は実際に見た後でも信じられない絶景でした。

街!

2つ目の奄美の魅力は、街。

わたしは奄美で最も栄えている名瀬に滞在していたのですが、名瀬の街の「ちょうどよさ」に惹かれました。

街は湾を中心に半円形に展開していて、大阪の人間からすると小さな街と感じるほどの大きさです。

しかし、小さいといっても、生活に困らない設備はしっかりとあります。

おいしい飲食店、飲み屋さん、おしゃれなカフェ、ランチを食べてのんびりできる小さなお店、大阪でもよく見るチェーン店。

雑貨屋さん、ホームセンター、大型スーパー、ドラッグストア、ドコモやauショップ、24時間営業のコンビニ。

大きくて開放的な図書館、24時間体制の総合病院、郵便局、小中学校、島に5つもある高校。

本当に生活には困らないんです。
ご褒美においしいもの食べたければ何かしら見つけられる。いつものドーナツが食べたければミスドがある。

「ちょうどいい」というのは、「あるけど、ありすぎない」ということ。
わたしはこれがこの街の心地いいところだと思いました。

1つの駅を降りたら、セブンが改札前にあって、信号を渡る手前にファミマがあって、渡った正面にセブンがあって、2軒先にはローソンがあって。。

1つの交差点にはアパマンショップもピタットハウスもミニミニもエイブルもホームメイトも地元の不動産屋さんもあって。。

都会だとこれが当たり前だと思います。

こうなると当然競争がうまれます。
そうするとお店側も苦労しますが、利用する人も苦労します。

・いっぱいあるけどどのお店に行けばいいの?
・いろんなサイトがあるけど何を信じればいいの?

ありすぎる状態は、混乱を招き、ただ便利に暮らしたいだけなのに、生活を複雑にしてしまうとわたしは思っています。

そして都会に住む人にとって、生活が複雑で悩みの多いものになるのは当たり前になってしまいます。

わたしは、生活をするために多少の我慢をしながら仕事をしてお金を稼ぐのは当然だと思って毎日暮らしていました。

・自分のサービスをほかのたくさんのサービスと差別化させないといけない。そして自分を隣の人と差別化させなければいけない。
・今日はいい天気。本当はふかふかの芝生の上で食べるおにぎりが一番おいしいって知っている。
・でもそんな時間はないので、腹に何か溜めるためにコンビニで食べるのに時間がかからないものを買う。
・そうやって少しずつ我慢を溜めて、爆発する前に定期的に旅行に行ったりしてリフレッシュする。
・リフレッシュしたらまたちょっとだけ我慢の毎日に戻る。
・他のサービスとのにらめっこが始まる。

これが当たり前で、わたしのやるべきことだと思っていました。お金をもらっている分働くんだという感じです。

ですが、奄美に来て、名瀬の街を見て、本当は生活はもっと単純なのかもしれないと思いました。

本来シンプルにできているものを、誰かが付け足し付け足ししていって、社会が複雑になってしまっているだけなのでは、と。

そして、複雑な都会から少し離れてみたら、わたしもシンプルな生活ができるんじゃないかと思うようになったのです。

生活をするためにちょっと我慢して仕事をしながら生活をする、その生活をするためにちょっと我慢して仕事をしながら生活をする、という目的のよくわからない日常が、

優しい人々と関わりあって仕事をして、今日はこんな楽しいことがあったと日々を重ねていける、という日常に変わって行くかもしれないんじゃないか?

もし可能性が少しでもあるのなら、試してみたいと思いました。

なぜなら、リフレッシュのために旅行を繰り返したり、仮に転職しても、ちょっと我慢の日常がずっと定年まで続くのかなという危機感があったからです。

わたしは今の日常を変えたい。

そう気付かせてくれたのが名瀬という「ちょうどいい」街でした。

花火!

そして、そんな奄美大島は、花火大会も「ちょうどいい」!

夏に訪れたので、毎週末のように島の各地で開催される花火大会にもいくつか行きました。

わたしは大阪ではあまり花火大会に行ったことがありません。

花火をきれいだと思ったことがあまりないんです。

これでもかこれでもかと次々に上がる花火はただまぶしくて、もう途中からよく分からなくなるんですよね。

なんでわざわざ花火あげてるの?ってなります。
現代は花火なくても空は夜でも明るいし、デートスポットにはなるだろうけど人にそんなに感動を与えられるものでもないとわたしは思っているので。。(個人の感想です)

人も多すぎて、花火を見るより先に人酔いで疲れてしまうことも。。

ただ奄美で見た花火は、あぁ、だからみんな花火大会を楽しみにするんだ。ってとても分かる花火大会で、わたしも花火を好きになりました。

まず、奄美の多くの花火大会では海に出た船から花火が上がります。

そのため、海の上にある真っ暗な夜空が、1発の打ち上げ花火でパッと明るくなるんです。

目に映りきらないほどの一面の夜空が、花火の色に合わせて黄色に赤に緑に、次々と色を変えて輝くのはとても感動的でした。


 

2回目の滞在では14日間滞在し、「お試し移住」と自分で決めて過ごしました。
知り合いが広がっていき、奄美でフリーランスとして働きたいと思ったことなどなど…

次回に続きます!