放浪館の内装

奄美大島に行くなら、島のゆったりとした時間を感じられる場所にしばし身を置いてみるのがおすすめの過ごし方。

その日の天気でガラッと変わる自由な海を、開放的な空間で眺めると最高に癒されます。

奄美大島に移住して1年が過ぎたのですが、最近まで知らなかったほど穴場スポットの「放浪館」、本当におすすめです!

放浪館って?

放浪館の内装、ソファ

大通りからどんどん遠ざかって、海の音に誘われるようにドライブすれば、そこは時間がゆっくりと流れる黄色い家。

放浪館(ほうろうかん)は、龍郷町戸口(たつごうちょうとぐち)集落にある私設図書館です。

こどもの自由図書館として、児童向けの本や漫画を約5,000冊所蔵しています。

子どもたちはもちろん、大人も利用可能。

本の貸し出しはできませんが、館内のふわふわソファやベンチ、バルコニーなどどこでも自由に本を読むことができます。

不思議の国に招かれるようなエントランス

放浪館のエントランス

初めて行くと、本当に開館してる?と戸惑うかもしれません。

立派な扉と、なんだか不思議な壁やオブジェ。

むき出しで展示されていますが、これらは立派なアート作品なんです。

ドアを開けると別の世界に繋がっているような、不思議な感覚にちょっとワクワクしてきます。

奄美大島のアートを肌で感じる

保忠蔵アートギャラリー

放浪館には、子どもたちが気軽にアートに親しめるような展示もたくさんあります。

エントランスを入ると、戸口集落出身の画家・保忠蔵(たもつちゅうぞう)さんの絵画がずらり!

保忠蔵は、海外旅行なんてまったくメジャーではなかった大正時代に、アメリカのサンタフェで亡くなるまで世界各国を渡り歩いた画家です。

「歩き続けた画家」として書籍にもなっています。

そして、バルコニーから外に出れば、あのオブジェが!

スペイン作家ジャウメ・プレンサのアート作品

首都圏にお住いの方は目にしたことがある方も多いのではないでしょうか?

虎ノ門ヒルズにもどーんとオブジェが展示されている、スペインの作家ジャウメ・プレンサのパブリックアートです。

虎ノ門ヒルズの作品と似ているのですが、こちらは放浪館のために創られたアート作品。

製作してから奄美大島に運ばれてきたんだそうです。

運送費だけでも、おいくらするのか…。想像もできません…。

他にも、館内にはたくさんのアート作品があります。

え!こんなところにポンとアート作品を置いていていいの!?と、大人がびっくりするくらい気軽に作品が展示されています。

美術館で展示されることを想定して作られる作品なんてない、と考えれば、アートがあるべき姿である、ということかもしれませんね。

放浪館はロケーションが最高

放浪館の絵画のような窓

海辺に建つ放浪館は、なんといってもロケーションが最高なんです。

窓枠に切り取られた海は、なんだか絵画作品みたい。

建物のどこにいても海の波音がゆったりと聞こえてきます。

ゆっくりとした時間、優しい海の音に癒されながら、本を片手にゆったりと過ごせる放浪館。

子どもは子どもの、大人は大人の楽しみ方を見つけることができる、奄美大島随一の癒しスペースです。