大島紬とは?
奄美大島の文化と言えば一番に思い出すしまっちゅも多いほどおなじみの大島紬。
大島紬の特徴は何よりその軽さ!
そして泥染めによる独特の深みのある色合いも大島紬ならでは。
気崩れしにくいので、晴れ着だけでなく、おしゃれで風格のある普段着としても大活躍です。
昔から「親子三代、大島紬」と言われるほど丈夫で、着物として着なくなったら小物や洋服にリメイクするのも楽しい。
リメイク品の中には、ハッとするくらいおしゃれに仕上がっているものも!
奄美大島の成人式
そんな大島紬の本場、奄美大島の成人式は、大島紬を着てくる新成人が多いんです。
女の子だけでなく、男の子も大島紬を着てきます。
なかには、おじいちゃん、おばあちゃんに織ってもらった紬を着ている人も!
想いが詰まった大島紬を着て迎える成人の日、とても晴れやかな気持ちになること間違いありません。
大島紬に合う帯は?
素敵な着物を着ようと思っても、着物と帯の合わせは悩むものですよね。
柄や格や色あわせ、洒落、粋、好みなんかを考えてコーディネートを考えるのは正直大変で、もう着物を着なくていいやとくじけたり……。
個人的な意見ではありますが、よほどフォーマルな場面以外では、格などはそんなに気にしなくていいと思って楽しみましょう!
自分が素敵だと思う合わせ方で大島紬を楽しむことが、自分も周囲の人も喜ばせることに繋がりますよ。
繊細な柄を活かして大人っぽく
大島紬を大人っぽく着こなしたいなら、モノトーンの帯ですっきりと着こなしましょう。
帯揚げと帯締めもモノトーンで統一するのが重要。
色味をプラスしようと赤色の帯揚げや帯締めを使うと、なんだか昔っぽい印象になってしまうのでおすすめしません。
モノトーンで揃えることで大島紬の繊細な柄も引き立ち、美しさが際立ちます。
晴れ着として
晴れ着として着るならゴールドやシルバーなどの帯がおすすめ。
大島紬の柄をつぶさず、シックさを引き立たせながらも華やかな印象になります。
ピンクや紫など、色味を入れたいならシルバーの帯の上にカラフルな色の帯揚げや帯締めをすると上品さが失われません。
赤は子どもっぽい印象に…
大島紬と赤はとてもよく合うんです!
よく合うんですが、赤を合わせてしまうと昔っぽかったり、子どもっぽい印象になってしまうので要注意です。
晴れ着であれば、髪飾りなどと合わせて、子どもっぽくならないよう配慮すれば赤でもきれいに見えます。
繊細な柄の大島紬。色がシックなので、思い切ったコーディネートもしやすいのが使いやすくて嬉しいですね。
大島紬を取り入れて、日常に彩りを加えてみてくださいね!