世界自然遺産、そして『もののけ姫』の舞台になった場所のある屋久島。

屋久島の神秘の自然を、1度は見たいもの。

「365日、雨」の屋久島ですが、どのシーズンがベストなのでしょうか?

屋久島のベストシーズン

屋久島のベストシーズンは、4月・5月と7月〜11月。

冬と梅雨のシーズンを外せば、1年中楽しめる島と言えるでしょう。

というのも、屋久島は島の中心に標高1,935mの山があるため、山頂付近では亜寒帯の北海道の気候や自然、沿岸のまちでは島独特の亜熱帯の気候や自然が楽しめます。

そのため、訪れる目的によってベストシーズンが変わります。

登山を楽しんで縄文杉などを見に行く場合、暖かくなってくる4月下旬・5月と、観光客が増えすぎない7月・9月・10月がベストシーズンと言えるでしょう。

また、シュノーケルなどマリンスポーツを楽しみたい場合は、海開きをする7月・8月がベスト。

山の紅葉を楽しんだり、ヤクシカやヤクザルなど動物を見たり集落歩きを楽しむ場合、10月・11月がベストシーズンとなります。

天気

屋久島の天気は「365日、雨」と言われるほど、とにかく雨の日が多い!

朝は気持ちのいい快晴でも、お昼からしとしとと降ってきたり…

その年間4000ミリを超える雨が、森を育んでいます。

屋久島では降水量を活かして、島の電力のほぼ100%を水力発電によってまかなっています。

さすが自然とともに人が生きるエコの島、屋久島ですね!

本州と同じく、梅雨時期の6月は降水量が特に多く、観光には向かない時期と言えます。

見どころ

スタジオジブリ『もののけ姫』の舞台にもなった屋久島。

日本各地の気候と植物が集まる独特な森を育ててきた島全体の植生が魅力的ですね。

その中でも特に目的地にしたい、見どころスポットをお伝えします!

大自然で本格的な登山、トレッキングを楽しむ

縄文杉

屋久杉を代表する巨木、縄文杉。

長い道を歩いて、出会えた時の喜びは言うまでもありません。

木の厚い皮に触れると、わずかに柔らかく、遥かな時を静かに生きてきた神秘の生命を感じることができます。

日帰りで訪れる場合、行程は往復で10時間ほどかかります。

道は険しく本格的な登山となるので、登山初心者の方はガイドツアーを申し込むのがおすすめです。

屋久杉ガイド協会では朝5時ごろに出発する日帰りツアーを敢行していますよ。

白谷雲水峡

白谷雲水峡にある「苔むす森」は、『もののけ姫』の舞台になった場所。

美しい苔に覆われた大地が、ここが悠久の時に育まれてきた土地だと教えてくれます。

バスやレンタカーで気軽に訪れる

ヤクスギランド

一面の苔、倒れた巨木、少し冷えた気持ちのいい空気…

「ジブリっぽい!」「テンション上がる!」こんな感想が心に浮かびます!

ヤクスギランドは、樹齢1000年以上の屋久杉がたくさんある森林です。

運が良ければヤクシカを見ることもできますよ。

本格的な登山をしなくても、屋久島の自然を楽しめるスポットとして人気です。

入り口までバスやレンタカーで行くことができ、30分の気軽なハイキングコースから、2時間のコースまでありますよ。

紀元杉

こちらもバスや車で近くまで行ける人気のスポット。

樹齢は3000年を越える巨木で、上を見ると一部が立ち枯れて白骨化しています。

その様もとても迫力があります!

千尋の滝

「でかい!!」の一言。

巨大な1枚岩の山肌に挟まれて轟々と流れる立派な滝。

大迫力の滝に、思わず叫びたくなってしまうほど!

魅力あふれる屋久島。
ぜひ大自然をめいっぱい楽しんでくださいね。