奄美大島には美しい青の洞窟を始め、山や海岸など、様々な場所に洞窟があります。
それぞれ景色も美しさもまったく違う洞窟なので、ぜひ行ってみてほしいところです!
ホノホシ海岸の洞窟
奄美大島南部のホノホシ海岸は、砂浜ではなくまんまるい小石の浜辺。
小石には死者の魂が宿っているという言い伝えがあり、記念に内地に持って帰ったりすると、夜中に石が泣いて動き出すと言われています。
適当な作り話かなと思っていましたが、島に移住してから何度か「知らずに持って帰ったいとこが慌てて送り返してきた」など、いくつかリアルな話を聞いたことがあります…
ホノホシ海岸の言い伝えはさておき、この海岸沿いには干潮時だけ入ることができる洞窟があります。
岩がくり抜かれたような形の洞窟。
その奥にすり抜けられる小さな岩の抜け穴があります。
奥に何があるのか、なんだかドキドキ。。
奥まで入らずとも、岩の洞窟に入ってじっとしていると、浜の小石が波に押される「コロコロコロ…」という音が反響して、とても美しく聞こえます!
海にオープンに面した洞窟で、自然の音や洞窟の少し冷たい空気を感じてください。
イャンヤ洞窟遺跡
奄美大島北部、奄美空港から南へ7分ほどの場所にあるイャンヤ洞窟は、田んぼや畑の間の狭い道を通ってたどり着きます。
この洞窟が遺跡となっているのは、古代の人が生活し、その後奄美大島で伝統的に行われていた風葬の墓として利用されていたからなんです。
今は雰囲気を残しつつ整備されていますが、以前は人骨があちこちに散らばっていたそうです。
少し歴史を感じる旅もいいものです。
本土とはまた違う文化が、奄美大島に太古の昔から伝えられていたんだなあと、奄美大島をよく知るきっかけになりますよ。
青の洞窟 (大島海峡)
奄美大島の南側には加計呂麻島があります。
奄美大島と加計呂麻島の間の海を大島海峡と呼びますが、ここに青の洞窟があります!
青の洞窟はイタリアやクロアチア、沖縄にもありますが、奄美の青の洞窟も澄んだ海の色では負けません。
また、都市からLCCも出て便利な奄美大島ですが、沖縄ほど観光客も多くないため、青の洞窟をひとりじめできるのも奄美ならではの嬉しいポイント。
写真撮影の順番待ちなんかしなくても、ベストポジションで写真を撮ることができます。
奄美大島南部、瀬戸内町のマリンショップや、加計呂麻島のマリンショップでもツアーを申し込めるので、ぜひ楽しんでくださいね。
どの洞窟も、それぞれにまったく違った魅力があります。
奄美大島は海だけでなく、洞窟に森に山に空に動物に人に、本当に魅力がたくさん!
色々と体験してほしいなと思います。
5日間くらいあれば、海だけじゃないスポットもたくさん行けますので、5日ほど奄美大島で滞在するのが個人的にはとてもオススメです。
ぜひ楽しんでくださいね。