3月6日~9日、奄美大島に移住したわたしのもとに、両親と弟が大阪から来島。

家族旅行を楽しみました!

海を見てのんびりと、ゆっくりとした島の時間を楽しむ旅になったので、奄美大島を観光するひとつのモデルコースとして参考になればと旅行記を公開します。

 

天気予報は雨と曇りばかりでしたが、実際は晴れ間も多く、美しい海を楽しむことができました!

まだまだ水温は冷たくTシャツで泳ぐのは諦めましたが、ウエットスーツなら十分楽しめる気温・水温でした。

アクティビティをガンガンやらずに、のんびりと過ごす奄美大島旅行を考えている人の参考になれば幸いです。

3月6日

到着!豪雨!!

関西国際空港から出発する飛行機は11:40に奄美へ到着。

前日の天気予報通り、雨と強風で視界がまっしろに…。

雨とは分かっていたけれど、こんなに!?と両親もびっくり。

あまりの天気に若干テンションが下がりましたが、とりあえずご飯でも食べようと鶏飯で有名な「ひさ倉」へ向かいました。

ランチ:ひさ倉で鶏飯

鶏飯はいつ食べても最高においしい!

本当は元祖鶏飯のお店・みなとやに連れて行きたかったのですが、ランチの後に原ハブ屋に行きたかったので、時間効率を考えてひさ倉へ。

ひさ倉は中心地・名瀬に向かう国道沿いにあるので、アクセスが良いんですよね~。

予約なしで行ってみると4組ほど入り口で待っていました。

団体客の予約が2つ入っていたようで、店員さんは料理のセッティングで忙しそう。

晩ご飯は予約して行ったほうがいいかもねと相談し、郷土料理がいただける「喜多八(きたはち)」を予約することに決まりました。

20分ほど待ってやっと席に着き、鶏飯と焼き鳥をいただきました!

おいしい~!鶏飯のスープはさらさらとお茶漬け感覚で食べられるやさしい味。

試しにスープだけで飲んでみると結構濃い味でした!

しっかりダシが出ていて最高。

両親は具材の刻んだタンカンの皮に、おいしいけどこれなに?と興味深々でした。

ご飯をおかわりして、鶏のスープを飲みつくしておなかいっぱい楽しみました。

奄美大島の鶏飯、どこがおすすめ?名店6店を食べ比べ!好みで選んで

原ハブ屋でハブと愛まショー?


「ハブと愛まショー」を見に原ハブ屋へ。

このショー、私が初めて奄美大島に来た時に連れて来てもらったんですがけっこう面白くて好きなんです!

なので初奄美大島の家族にも見てほしいな~と連れてきたのですが。

「実はヘビって苦手やねんな~…」と父がボソッと。

そして「ハブのショー、1人800円?高くない??」

母のこの一言で、なんとなく鑑賞しない方向に話が進み…。

相談しているうちに、あんなに分厚かった雨雲から晴れ間が見えてきました!

原ハブ屋の目の前に展望所があるので、ショーの前にとりあえず海見に行ってみよう!とお店の外へ。

すると太陽の下、きれいな海の色が広がっていました。

「晴れているうちにきれいな海を堪能したい!」

両親の思いが手に取るように分かってしまい、ショーは諦めてビーチへ向かいました。笑

今回わたしたちは見ませんでしたが、「ハブと愛まショー」は初めての奄美大島なら絶対におすすめしたい笑いあり驚きありのショーです!

奄美大島に来たけど雨。そんな時には特におすすめですよ。

原ハブ屋で『ハブと愛まショー』!笑いと驚きで「守り神」を知る!周辺のご飯やさん情報も

土盛海岸

空港を通り過ぎて土盛海岸へ。

ここは奄美大島でもおすすめのビーチ!

思わず感嘆の声が出るくらいきれいな海が広がるビーチで、アクセスもいいんです。

空港から景勝地・あやまる岬に向かう道の途中にあるのでセットで行けます。

効率重視の弾丸旅でも嬉しいですよね~!

私たちが着いた時にはまだ晴れ間が続いていて、美しすぎる海に家族全員でわーー!と喜びの絶叫!

両親もはしゃいでジャンプなんかしたり(笑)

海に足を浸して遊んで、しばらく散策しました。

※土盛海岸ではシュノーケリングはおすすめしません!
沖に流れていく波が強いので、サンゴや魚に夢中になっているうちにリーフサンゴの外に出てしまって、
泳いでも泳いでも岸に戻ってこられなくなることもあるそうです。
海難事故が年に何回かは発生するそうなので、安全を考えて別のビーチでのシュノーケリングをおすすめします。

あやまる岬

奄美十景でも有名なあやまる岬。

天気もまだまだ晴れ間が続いていたので、絶景を堪能できました!

リーフ(サンゴが環状になっていて、外海の波の威力を抑えてくれるもの)の内側と外側の海の色の違いや、

岬からでも透けて見えるサンゴを見ながら、波の音にリラックス。

南国って感じでいいね~とのんびり過ごしました。

La Fonteでジェラート

奄美大島スイーツならLa Fonteは絶対に外せない!

15時半過ぎ、太陽のおかげで体感温度も暑いくらいだったのでちょうどいいタイミングでした。

お店のおしゃれな外観をみて「場違いかな…」と急に焦りだす両親(60歳)を横目に入店。

奄美ならではの素材を使った10種類のジェラートを目にすると、両親もどれにしようか夢中で選んでいました。

テラス席で4人で1口ずつ交換しながら食べる。どれもおいしい~~~!

普段は1口交換なんて「貧乏くさい」と嫌がる父も、南国の開放感にやられたのか、嫌がるそぶりもなく応じてくれました。笑

フレーバーや料金など、詳細をこちらの記事で紹介しています!

奄美でジェラート!ラ・フォンテ (La Fonte)の営業時間や買える場所は?

フルフラガーデン


名瀬に向かう道すがら、母が事前に調べて気になっていたというフルフラガーデンへ。

蝶に会える植物園と言えばいいんでしょうか。

ハイビスカスや様々な種類の蘭、ブーゲンビリアやヒカゲヘゴなど南国特有の植物が広い庭にたくさん育っていました。

奥には「蝶ハウス」があり、本土には生息していないオオゴマダラというちょうちょがたくさん!

サイズも大きめな蝶が何羽もヒラヒラと舞っていて楽園のよう。

人が近付いても逃げないので、接近してベストショットを狙っても大丈夫!

全ての蝶の孵化などのお世話をしている管理人さんがオオゴマダラの「金のサナギ」も見せてくださって、ゆる~くとっても楽しい時間でした!

サナギの写真は苦手な方もいるかと思って載せませんが、びっくりするくらいきれいでした。

苦手じゃない方はぜひ検索してみてください!

夕食:喜多八で郷土料理と飲み放題♪

この日は18時過ぎに名瀬に到着。

喜多八さんを18時半に予約していたのでそのまま向かいました。

郷土料理の女将おまかせコースと飲み放題で4,000円。

料理も最高においしいし、黒糖焼酎の種類も豊富で、ビールや黒糖梅酒も楽しみながらあっという間の2時間でした!

喜多八さんは地元の人も大事な来客を絶対に連れてくる!という人も多い人気店。

コースの内容など、詳細はこちらからチェックしてくださいね!

奄美大島No.1グルメ!喜多八で女将の郷土料理フルコースを堪能!

宿泊:ウエストコート奄美(名瀬)

大浴場がついているホテルがいいとのリクエストで、ウエストコートに宿泊しました。

街中にあるので、お部屋からの眺めはビルや道路。

繁華街にとても近いので、飲み歩いた後に徒歩で帰ってこれる便利さがいいです。

大浴場は別館にあるので一度外に出なければいけないのが面倒でした。

奄美では珍しいサウナ付きの浴場なので、サウナ好きな方には嬉しいですね。

ただサウナ以外は特に何もなく、湯船も普通の浴場サイズ。

母によると「別館に行くほどでもないかな~」という感想でした。

朝食はバイキング。

鶏飯をセルフで作れます。

あと奄美っぽいのは、フルーツにタンカンを出してくれていたことくらいでしょうか。

奄美大島を堪能できる感じではないですが、おいしいホテルの朝食バイキングでした。

3月7日

天気予報は1日中曇りだったものの、午前中から晴れ間もあり、雨もなく過ごせました!

やっぱり奄美大島の天気は変わりやすいですね。

風が強ければ雨雲も早く流れていきますし。

天気予報はあてにならないので参考程度にしておいて、晴れ間に全力で外遊びを楽しみましょう!

マングローブ茶屋でカヌー♪

当初母が13:30に予約していたのですが、この日は干潮時刻が13:15ごろだったので午後はカヌーができないのでは?と思い、マングローブ茶屋さんに電話。

予想通りで、午前中のほうがカヌーを楽しめるとのことだったので朝一番で行ってきました!

ちなみに干潮時はマングローブ林で一番の目玉スポット、マングローブのトンネルにカヌーで入れないくらい水が引いてしまいます。

カヌーを降りてトンネルを歩くこともできるようですが、やっぱり私はカヌーで木漏れ日を浴びながらスイスイとくぐっていくのが気持ちいいな~と感じます。

マングローブカヌーが体験できるツアー会社は複数ありますが、わたしのおすすめは「マングローブ茶屋」。

わたしは何人も揃ってゾロゾロ行くツアーが好きではないのですが、マングローブ茶屋のカヌーツアーなら待ち時間も時間制限もなく楽しめます。

マングローブ茶屋のカヌーツアーは直接電話予約もできますが、ネット予約のほうが手軽なのでわたしはいつもそうしています。

こちらの「asoview!」からだと手数料無料で予約でき、クーポンでお得に体験できることもあるので一度チェックしてみてください。

水中船せとに乗船予定でしたが・・・

せとうち海の駅から発着する半潜水船の「水中船せと」。

冬でも水に入らずにサンゴや魚を見ることができるとのことで色んな人からおすすめされて、今回ついに乗船!と向かったのですが。

なんと強風のため終日欠航とのこと。

残念・・・また次回!

乗船する際は予約必須ですが、当日電話して予約しても大丈夫とのことなので、事前に連絡してから行ってくださいね!

ランチ:あま海で海鮮丼

せとに乗れなかったので、11時でしたが早めのランチ。

瀬戸内で海鮮丼を食べるならここに行ってほしい!あま海さんです。

メニューは3種類。

海鮮丼(700円)、黒マグロ入り海鮮丼(1,200円)、黒マグロ丼(1,800円)と、いずれも海鮮丼で旨みたっぷりの汁付きです。

お店のおすすめは黒マグロ入り海鮮丼。

黒マグロたっぷりで、白身魚もサーモンも乗っているどんぶりは、レモンを少し絞っていて食べ飽きない味です。

母は海鮮丼を注文していましたが、こちらには黒マグロはないもののキハダマグロ(シビ)が乗っていて、十分おいしい海鮮丼でした!

マネン崎展望所

この日の宿が嘉鉄集落にあるので、 嘉鉄の海を見渡せるマネン崎展望所に立ち寄りました。

ちょうど陽が差して、本当にきれいな海の色を楽しみました!

ホノホシ海岸

丸い小石のホノホシ海岸には、ちょっとした洞窟があります。

干潮時にだけ濡れずに行ける一枚岩の窪み。

そこにこんな狭い岩の隙間があるんです。

そこから向こうに抜けると、ホノホシ海岸とはまるで別世界のようなゴツゴツした岩場が。

岩の隙間を通り抜けるのが、なんだか怖い気がしていつもはそこまで行かないのですが、今回は弟に引っ張られる形で初めて向こう側まで行きました。

勇気のある方は探検してみてくださいね。

ヤドリ浜でのんびり

ヤドリ浜は波も穏やかなリゾートビーチ。

運転手の父以外はお酒を片手にビーチでのんびりくつろぎました。

父が自分もビール飲みたいから早く宿に行こうとしびれを切らすまで、ずっとのんびり島時間を楽しみました。笑

上記3つのスポットは、下の記事でまとめて詳しく紹介しています。

3つとも近い場所にあるんですが、まったく特徴が違うマリンスポットなので様々な海を楽しめますよ!

奄美南部の海を満喫したい!目的別に楽しめるビーチ3選

宿泊:お宿 ねぶす(瀬戸内町)

夕食・朝食の2食付きで予約していたこちらの宿。

リビングスペースはとっても居心地がよく、ご飯も地元食材を使った品数の多いお膳で、今回一番好きな宿でした!

あえて言うなら、お部屋とお風呂は△かな。

全室和室で、2人用のお部屋ですが2組布団を敷いたらぴったり収まるくらいの大きさで、狭いと感じる人もいるかも。

お風呂は追い焚きができないので、湯舟で温まりたいなら他の人より早めにお風呂を済ませないといけません。

私はシャワーだけで十分だったので問題なかったですが、両親は湯舟に入りたいのでどちらが先に入るか争っていました。笑

オーナーさんは大阪からIターンで奄美に来た方で、観光情報もたくさんご存知。

翌日は加計呂麻島に行く予定だったのですが、あまり計画を立てていなかったため、フェリーの時間や観光スポットなどたくさん相談に乗ってもらいました!

オーナーさんが作ってくれた夕食はこんな感じ。

ハンダマの和え物、海藻のサラダ、白身魚のカルパッチョ。

シビ(キハダマグロ)など3種類のお造りと、塩豚、トビンニャ(巻貝)、白身魚の南蛮漬け風。

島もずく、黒ゴマとうふ、油ぞうめん…と、盛りだくさん!島尽くしのメニュー!

追加料金でお酒も用意してくれますし、800円で黒糖焼酎の飲み放題もお願いできます。

黒糖焼酎に合うんですよ~と、おつまみをサービスしてくださったりと至れり尽くせり、楽しい夜を過ごしました!

夜の海岸散歩

オーナーさんに懐中電灯をお借りして、曇り空のすきまから星空が見れるかな?と海岸散歩へ。

結局星は雲に隠れて見れなかったのですが、天然記念物のムラサキオカヤドカリを2匹発見!

オーナーさんによると、ムラサキオカヤドカリは夜行性なので夜の浜辺によくいますよ~とのこと。

暗いから踏んずけてしまうところだったね~とほろ酔いで騒ぎながら、海岸散歩を終えました。

後半へ続く

3日目は加計呂麻島、4日目は黒糖焼酎の酒造見学と続きます。

奄美大島3泊4日旅行記。海とグルメ満喫モデルコース!(後編)